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娘は、Pink Pantherのtripletのarticulationがまだうまくいかない。Blue-be-rryと歌いながら弾いてごらんと再度言われたのに、口に出そうとしない。one-two-threeでもいいよ、と言われても口をひらかない。頭の中で歌っているという。バイオリンの音もしょぼしょぼと張りがなく小さな音しかでない。声をだせと言われても、向きになってださない。
Emilyが熱弁する。音楽はね、自分の中の心の中の気持ちを、フィジカルなものに変換することなのよ。だから、心の中に貯めていたらだめ、それをわーっと外に出すの。自分の中にあるエネルギーを外にだして、それを音楽にしていくの。そのうち、音楽を聴いてまた自分のアタマの中にいろいろな気持ちやイメージがわいてくるでしょ。頭の中と、フィジカルな動きをぐるぐると循環させていくの、それが音楽なの。 貯めちゃダメよ。間違っててもいいんだよ。アメリカはね、人がどう思ってもかまわないの、自分がこうだーと思ったことをどんどん外にだしても誰からも非難されない国なの。そのかわり、人が自由に自分のアイディアを語ったり、失敗することに対して、忍耐強くするの。我慢強い人たちなんだから、ハナがどんなにひどい声で叫んでも、だいじょうぶよ。 わーっと、声をだしてごらん、叫んでごらん、I like an apple....何でもいいから歌って、音楽でお話をしてごらんなさい。 それは、それは、熱の入った音楽論だったのだが、娘は照れたまま。何だ、こいつ。先生がこんなに一生懸命元気づけてくれているのに、ノリがわるいぞ、と腹がたってきた。それで自分の番に、これ見よがしに歌ってみることにした。 でも、結構声はでないものである。指や腕の動きに集中していると声が潰れてしまう。声と手のせめぎあいみたいなものだ。声が勝ったら、歌になってくるのだ、きっと。言霊というのは深くて恐ろしいものだ。それを中に溜め込んでしまったら、どこに行ってしまうのだろう?
by tigress-yuko
| 2006-02-12 10:30
| Violin
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