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4月の末から、花粉症がひどく、目がガンガンし、鼻の中が乾燥し、意識が朦朧とする状態がしばらく続いた。目はコンタクトを、使い捨てに変えたら随分よくなったが、頭と身体が両方ボーっとしている。4月をぼやぼやすごしてしまったようでとてもあせる。風邪の様に、ぱっきっと原因が分かるものは病気が治れば元にもどるけれど、老化だったらどうしよう。こういう体調がずっと続くのではなかろうか。
最近、気の置けない女の友達と話をすると、話題が更年期に及ぶことが多い。気になる年頃になってきたのだ。どうも大変らしいではないか。仕事をしながらどう乗り切るんだろう?開始時期や、継続期間、症状、重さなど大きな個人差がありそうだ。ちょっと前まで結婚、それから出産が共通の関心事だったのに、いつのまにか更年期ときたか。人生はあっという間だ。最近、汗がでるとそうかもと思ったり、白髪をみつけるといよいよかと思ったり、ちょっと脅迫観念にとらわれている節もある。 昨年夏に中国は広州で、漢方医さんに診断してもらったところ、 「オトコ脈になっていますね。」 と、断言口調で宣告されてしまったのである。 「オトコ脈って何ですか?」 「仕事をしている人は、外に向かって攻撃的にならなきゃならないから、内側にものすごくストレスをためているんです。そのストレスのため方は、モノを言わない臓器を傷めつける。肝臓、腎臓、膵臓です。実は、女性のホルモンバランスが崩れるのは、肝臓や腎臓・膵臓の機能が低下するからなのですよ。」 ふうん、納得するようなしないような。でも、臨床的にみて、オトコ脈、というのもがあり、そのパターンに私が近いというのはそうだったのだろう。外からみると元気で、脈も強くガンガンなのに、静かに、静かな臓器系が弱まっているという類型だそうだ。ショック。 その漢方医は、その人その人にあったスープを処方してくれる。さすが、スープの広州なのだが、私は、ずっと通えるわけではない。真空パックでも売っているが、絶対関税にひっかかるからやめたほうがいいといわれた。それで、漢方薬を調合してもらったのだが、結局、飲まなかった。中国に詳しい人ほど、中国の薬に躊躇する。薬そのものはいいのだろうが、漢方薬の材料の汚染が酷いのだ。それを煮詰めて作っている漢方薬はまさに毒を抽出して飲んでいるようなものだ。頓服的な症状にはよいだろうが、長期間の服用を避けなければならない。 その時は夏だったから、そうは言われても、身体の調子が結構よかったのだ。それもあって、警告を受けつつも、結果的に聞き流すことになった。しかし、冬の間、家に篭ってずっとずっとパソコンに向かっているうちに、本当に身体がおかしくなってしまった。暖かくなり、縮こまっていた身体を伸ばすと、ああ、何か、違う。ごわごわで自分じゃないみたい。 そういうとき、一人でいるとかなり落ち込む。もう自分には先がないんじゃないかと悲観的になってしまうのだ。そういうとき、ありがたいのは友人や家族で、何か、調子がおかしい、とか話しているうちに、何らかの前向きなアクションに繋がるアイディアがでてくる。ドイツ時代からの友人のFさんと話していて、更年期がくるずっと前から、サプリメントを沢山取って準備しとかなきゃだめよ、とアドバイスをもらった。 そういえば、去年の春にもサプリメントとってたんだった。しばらく続けていたのだが、いつの間にかやめてしまった。何事にも長続きが苦手である。でも、Fさんいわく、ずっと同じのを続けていると身体が慣れてしまうから、違うのをいろいろ試したほうがいんだよとのこと。 そっか、じゃあまた、はじめてみようかなとWhole Foodsに勇んででかけた。こちらでは、Whole FoodsやWild Oatsなどオーガニック系のスーパーの主力売り場はサプリメントだ。おそらく収益率がめちゃ高いのだろう。売り場のいいところにどんと位置している。去年は、日本でも大やはりのCoQ-10, カルチニン、Lipoic Acidを試していた。沢山ブランドがあって、全く秩序がわからなかった。 が、しばらく棚と付き合ううちに、そんなにめちゃくちゃなわけではなく、BiochemとCountry Lifeという2大ブランドがあり、それに、いくつか女性専門とかのサブカテゴリーを形成するブランド、そして、ハウスブランドといういう基本構成になっている。今回は、女性用のビタミンを新しく物色してみた。いやはや、ブレンドにしてあるので、一つ一つのミックスの構成要素を見ようとすると、めちゃくちゃ字が細かい。こんな細かい字を印字する技術がこの国にもあったべ、と変に関心したりして。しかし、棚にむかってサプリメントを選んでいるだけで、何か前向きなことをしている気持ちになるなんて、やっぱりちょっと病気ぽい。 子育てと仕事の両立はよく語られてきたテーマだと思うが、更年期と仕事の両立もこれから話題になるに違いない。多くの働く女性が高齢出産をする昨今、子育てと更年期と仕事の両立ということもありえる。 アメリカでは女性が働く歴史が少し日本より長いから、職場でも更年期の女性に対する対応コードが経験の結果として蓄積されているようだ。日本だと、更年期で、とかうっかり口にしてしまいがちだが、こちらでは、menopauseとは人前で言わないものらしい。The change of lifeとか言うらしい。ほてりや発汗のため、冬でもTシャツでいるような女性に、うっかり、どうしたの、なんて聞くのは野暮、静かに見守ってあげるのがお約束だ。 それにしても、生理があっても体調が悪いのに、妊娠すればまた大変、出産後の子育ても大変、生理がなくなるにも体調が崩れるのか。女が仕事をするのは何て大変なんだろう、と今さら思うのだった。 広州での漢方医は女の先生だったのだが、通訳をしてくれた人が男性、デリケートな話題だけに、双方がとても恥ずかしい思いをした。それに、Whole Foodsなどのサプリメントコーナーのアドバイザーもなぜか若いニーちゃんだ。もっとマチュアな女性の専門家だったらもっとじっくり話を聞けるのにと思った。婦人科系の主治医の先生を見つけるの、大切である。日本にいったら腰をすえて考えてみよう。 和漢洋と様々な知識を集めて自分なりの乗り切り方を考え出すのはそれはそれで面白い作業かも。
by tigress-yuko
| 2006-05-04 16:01
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