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今週は、なんだかんだとトホホなことが多い週だった。
まず、私が使っているAOLのサーバーが、私の勤務先のサーバーからのメールを自動的に拒否しているという事態が明らかになった。どうりで連絡が異常にすくないと思ったし、進んでいるはずの懸案事項の経過の連絡もなかった。年度末で皆忙しいのかしら、とは気にしていたのだ が・・・。 さらに、大学の財務部から連絡があり、大学の宿舎の2月分の支払いが未納という。オフィスに電話を入れていてくれたらしいのだが、改築のため引っ越したところだ。オフィスにいくら電話してもいない、とかなり立腹の様子である。ハウジングオフィス経由でメッセージをもらったのだが、学部の事務にも連絡してくれた様子。学部の事務こそ、オフィスの様子を知ってくれているはずだ。一言言ってくれればいいのに、機転というのはないのだろうか・・・。 寝耳に水! 毎回きちんと小切手を送っているはずだ。でも、何か間違いがあったのだろうか。先日のATM騒ぎといい、あんまり銀行には信用を置いていない私である。ウエッブでアカウントを開いて、チェックする。人間の側のバグは多いが、アカウントのデザインなどはとてもわかりやすくしっかりできている。 小切手文化なこちらのこと、小切手でのトランザクションの記録が大切だ。信じられないことに、支払いをした小切手の一枚一枚をGIFのファイルにして、貼り付けてある。紙→デジタルという処理費用のかかる方式である。でも、これによると、支払いは済んでいるし、記録も支払いを行ったことになっている。 その旨伝えたら、記録を探してくれた。そもそも原因は1年前にさかのぼるらしい。一度小切手が落とせなくて、帰ってきたのだという。それを私に連絡したが、その旨連絡したがその後も落ちなかったという。それで、次の月のを支払いにあてたために、1ヶ月ごとに支払いが遅れた形になっている。 じゃあ、どうして、2月だったのか?仕方が無い。一つ一つチェックが落ちた日を当たることにした。ガーン、オンライン情報は半年で消されてしまうのである。記録とってあってよかった。結局、先方が正しそうなので、直ちに、誤りの連絡をし、事情を説明し、新しく小切手を即座に送りなおした。 なぜこんなことがおこったのかを考えてみると、小切手の落ちるタイミングが厳密にはわからないのである。こちらには通帳というものがない。当時はウエッブサイトでのアカウント管理をしていなかった。月末にとどくステートメントと、オンライン端末での残高確認しかできない。一度目の連絡を受けて、直ちにデポジットに現金を入れ、残高確認をして安心していた。クレディットカードを使ったときに、デビッド機能で支払いをしたことに気がつかなくて、先に引き落としがかかってしまったらしい。小切手がおちるまでには1週間以上もかかるということを、当時はこちらに着たばかりで、わかっていなかった。ウエブサイトで管理したとしても、小切手の決済がいつ行われるのかは結局わからない。日本だと、支払いはオンラインでの口座間送金だから、決済のタイミングは1時点に集約されている。決済のタイミングが確定できないというのは、中世の金融取引並みの悠長さである。 小切手を振り出す・切る →相手(Payee)にサイン済みの小切手を送る →Payeeが自分の銀行に小切手を持っていく →その銀行が、振り出し銀行に小切手を送る。 →振り出し銀行が、Payerの口座から引き出す。 →小切手が銀行に残る →銀行はこの小切手のPDFを作り、Payeeの口座にアップする。 →銀行が、償還された小切手を振り出しPayerに送り返す。 決済が見事に紙媒体でなされている。 ついでに、ちょっと気になっていたE-bayのトランザクションの履歴も確認することにした。そして恐ろしいことを発見した。以前ブログにも書いた、返品したアイテム、赤いリザードのクラッチバックが一度リファンドされているのだが、ちゃっかりともう一度引き落とされてるのである。二度払ったことになっている。 晴天の霹靂! 二度目のトランザクションを起こしていなく、PayPal Accountでも、私から相手への支払い要請も出していない、支払い要請も出していないのに、支払いを要請できてしまうのは何か制度を悪用しているのに違いない。おそるべきLisaである。幸い証拠はあるので、PayPalにクレイムを上げようとしたが、その前にLisaに確かめてみることにした。PayPalにこの問題をリストするけれど、何が起こったかを知っていたら教えて欲しい、というすっとぼけた聞き方をした。 言い訳がなんだかんだ書いてある。忙しかったから間違えた云々・・・。怪しい。購入にあたる際の押しの強さは熱烈で、熱心にメールがくる。言い訳がましいことしかりだ。でも、まず、お金を返してもらうことが先だろう。クレームはその後だ。そうしないと、こじれて返金すらできなくなってしまうかもしれない。 タフにでる準備があるといいつつ、相手の罪を攻めないこの作戦は功を奏し、早速リファンドしてくれることになった。たびたび、アカウントを開き、いつ返金されたか確認してみると、これが亀の子のように遅い。リファンドがポストされてもずっとステイタスがペンディングとなっているだけで、 completeとならない。何がオンラインなのだ?というスピードである。 今週は、AOLに勤務先に、こちらのメールボックス、日米の銀行のアカウント、e-Bayのアカウントと、チェックに明け暮れた。小切手って、チェックしてなければならないから、チェックって言うのね、と勝手に納得しつつ、語源を調べてみたら! びっくり。 Checkの元の意味は、チェスのチェックなのだ。チェックの語源はペルシア語で王様を意味するShar. 一番大事な王様が身動きがとれなくなるのが、チェックだ。そこから転じて、反転する出来事、急な停止という一般的な言葉になり、1700年ぐらいまでには、損失や盗難に対して停止をかけるトークンという意味にまで拡張される。 check (n.) c.1314, from O.Fr. eschequier "a check at chess," from eschec, from V.L. *scaccus, from Ar. shah, from Pers. shah "king," the principal piece in a chess game (see shah). When the king is in check a player's choices are limited. Meaning widened from chess to general sense of "adverse event, sudden stoppage" and by c.1700 to "a token used to check against loss or theft" (surviving in hat check) and "a check against forgery or alteration," which gave the modern financial use of "bank check, money draft" (first recorded 1798), probably influenced by exchequeur. Check-up "careful examination" is 1921, Amer.Eng., on notion of a checklist of things to be examined. 詐欺や偽造から守るために用いるトークン、という言うのがチェックの意味だったのだ。確認する→書類の名称ではなくて、書類の名称→確認するという言葉だったのだ。数日間私を忙殺した作業こそが、由緒ただしい、チェック作業だったわけである。なるほど。 wikipedia によると、ドイツでは小切手はとうに死に、英仏では若干用いられているが消滅は時間の問題らしい。ところが、アメリカでは小口支払いでは大いに幅を利かせている。ぶったまげたことに、On line transactionが行われた後、結局、物理的に小切手を切りなおして、銀行間では小切手で決済しているという。だから、時間がかかるのである。小切手が切られてから落ちるまでの金利って、誰のものなのだろう?とか考えてしまう。 大きなシステムを作ってしまって、それに全部を吸収するならシステム化はできるが、銀行間のように、既存のシステムを調整して、インター・システムを作り出すことはとても苦手な御国がらだからではないだろうか。システムの"すり合わせ”技術がないのだ、きっと。銀行間決済のオンライン化をいっせいにできてしまった日本というのはやっぱりスゴイ国なのである。システム構築力的にも、信頼性の高いATMを作る能力からしても。
by tigress-yuko
| 2006-04-21 22:54
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